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新潟大学 工学部

平成25年度S.P.A.C.E.履修学生 化学システム工学科1年 岩城 将人さん
競い合える仲間たちがいるから、
自分のレベルを上げていける。

僕がS.P.A.C.E.を履修しようと思ったのは「もっと英語力をつけたい」と思ったからです。
事実はS.P.A.C.E.を履修する前、ちょうど前期のころ、僕は英語自体どうでもいいと考えていたのですが、とある専門科目の講義で、そのときの教授が「英語は将来絶対必要になるから今のうちやっておけ」と言っていたんです。それをちょうど思い出して「よし、やるか!」と決心して毎日英語と向き合うことにしました。

S.P.A.C.E.が始まって間もない頃は自分の実力不足と周りのレベルの高さにつらかったです。自分より上の人がいるとついその人と比較してしまうのが僕の癖だったので、最初はS.P.A.C.E.を履修したことは本当に正しかったのかと自問自答しているばかりでした。

でも、ちょうど講義が後半に入ったころから英語が楽しいものだと思えるようになってきて、僕自身不思議に思いました。これには、やっぱり仲間たちの存在が大きく影響しているのではないかと僕は考えています。高校の時によくペアワークというものをやった人は多いと思いますが、まさしくそれです。ペアワークの良いところは、ペアと英語で会話や英作文を見比べてみると、ペアが使う自分の知らない表現や単語を、その場で自分のものにできることだと思います。自分の英語の能力を上げたかったら、自分よりもレベルが高い人たちとやることが大切で、その環境を提供してくれるのがS.P.A.C.E.という履修プログラムなんだと僕は思います。

皆さんはS.P.A.C.E.に対してあまりいいイメージを持っていないかもしれません。貴重な時間が削られる上、課題も多くなって専門科目やほかの科目に支障が出ると考えれば無理もありません。でも、TOEICというテストがあるように、英語はいつかはやらなければいけないものです。S.P.A.C.E.では、いつかはやらなければいけないことをほかの人たちよりも早くやるだけで、将来を考えると、S.P.A.C.E.を履修してもしていなくてもやっぱり全員同じだけ苦労します。言い換えれば、その苦労を今からするのか、後からするのかという些細な違いです。

S.P.A.C.E.をやる上で一番大切なものは「やる気」です。やる気がなければ勉強も続かないし、一緒にペアワークをするペアにも迷惑をかけてしまいます。はっきり言ってしまえば、やる気がない人にはS.P.A.C.E.をあまりお勧めしません。本当にやりたいと思っている人にS.P.A.C.E.を勧めたいです。

(平成25年度掲載)

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